小屋日記

今日は原部さんの実験教室。まちなかぶんか小屋がスタートした時から続いている催しである。手書きのフライヤーがとてもかっこいいのだ。「ずっと続けているけれど、人気ないし続けていて意味があるのだろうか」とこぼす原部さんに、参加者の方々が「続けてください!」と答えているのが聞こえてくる。参加している子供たちが「参加費300円なんて安すぎる!3000円でもいい!」と言っていて可笑しかった。ずっと使ってくれている人たちにもっと安心して使ってもらいたい。参加者の方が帰りがけに「こういうイベントがないとなかなか入りにくくて」と絵本や古着を買っていってくれる。

その間に、ちょっとお願いしたくてと女性がやってくる。「ここで毛糸の靴下を売っていただけませんか」。毛糸の靴下をたくさん作る方がいて誰かに履いてほしいという想いがあるのだけどなかなか行き先がないという。管理が大変なので、委託販売はあまりやっていないのだけど、1足500円というし、売れなかったら自分が買えば良いと思い預かってみることにする。毛糸の靴下は、冬の間ずっと愛用しているのだけど、ほしい時にいざどこで買えばいいのかいつも悩む。道の駅なんかであると必ず買ってしまう。日頃からもっとスポットがあたっていい存在だと思っている毛糸の靴下がやってきてちょっと嬉しい。

誰もいなくなった小屋で経理の打ち込みをする。最も苦手な作業である。まずSieroの「THE GOAT TAPE4」を聴き、そのあとポッドキャストでベネズエラの見解について述べるものをいくつか聴きながら。帝国主義が戻ってきたようだ、そんな意見をいくつか目にする。帝国主義とはなんだろうと調べると「飽くことなく自国の領土・勢力範囲を広げようとする侵略的傾向。また経済上、国際市場を独占しようとする、資本主義の最終的段階」とある。この世界がさっぱりわからない。けれどもこの現実を安易なストーリーに落とし込まない。まずは混沌としたまま受け止めてみる。Sieroのラップを聴いて、そう思った。

Hさんが仕事の合間にドリンクチケットを買いに来てくれる。ドリンクチケットが売れることも嬉しいが、それをきっかけに定期的に立ち寄ってくれるかもしれないということが最も嬉しい。

その後は、いつものおじいさんが古本を買っていってくれる。「もうすぐ死ぬのに本買ってどうすんだろうね。俺ももう90歳になったから、いつ死ぬかわからないからよ。貧乏で生活してるよ。家帰ったら0度だから」がははと笑って去っていった。「死なないでください!」なんとも間抜けな返事だが、本当にそう思う。本当は本を買うという理由なしでちょっと話ができるような仕組みがあればいいのだろうけれど、歌声喫茶などはきっとハードルが高いのだろうし、そう考えると今のままで良いのかもしれない。

今日はyogaが急遽おやすみに。来る人がいるかもしれないし、もう少し開けておいてみようかな。なんて思っていると、服を寄付しがてら靴下を買っていってくれる人、クッキーを買いに来てくれる人など。「実はここでやりたいことがあって」ととても素敵な企画の提案を聞いたり。開けていてよかった。


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