小屋日記

すこしのあいだ京都と大阪へ出かけていて、久しぶりの小屋。到着するともうすでに催しが行われていた。

「朝来たら、シャッター閉まってるんだもんびっくりしちゃった」「私も!」わはは、という声が聞こえてくる。有村さんが飛んできてシャッターを開けてくれていたようだ。

そこには久しぶりのNさんの顔も。この街で小さな出版社をやっているNさんは忙しそうではない時がないから会えただけでラッキーという気持ちになる。早口で近況報告しつつ、話はやはり、いやはや選挙どうしますか、っていうそれになる。

午前中の催しがお開きになり、デザイナーのHさん、市議のAさんが珈琲をオーダーしてくれる。引き続き話題は、選挙どうなんだろうね。うん、どうしたらいいんだろう。わからないね。そんな類いから、旭川のバスの本数が減ることについてなど。この街は車を持っていないと移動がとても大変。だからといって、バスの本数を無理に増やそうとすれば、今の状況では運転手さんに皺寄せが行ってしまうのだそうだ。

わたし自身は車に乗るのが常であり、実は今、その車の調子がとても悪い。それを伝えたらAさんが飛んできてくれた。その前から調子が悪かったワイパーを直してくれつつ「うーん、サーモスタットと、あともしかするとラジエーターかもね。すぐ壊れることはないけど、一度点検してみてもいいかも」。じゃあ市役所に行くので、と、颯爽と帰っていく。

「ちょっと相談したいことがある」と連絡をくれていたRちゃんがやってくる。黙々とミサンガを編んでいて、小屋に置いて欲しいという。一つ一つはとても可愛いのだけど、正直、ミサンガが売れるかどうかはわからないなあ。どうかなあ。そこにやってきたNさん、Mさんも加わり、どうすれば売れるかを考える。「ネコへの手紙を同封するのは?」というMさんのアイデアを頂戴し、すべてのミサンガに手書きのメッセージを入れることにする。可愛いグッズの完成だ。早速あしたから並べてみよう。

今日はそんなみんなで、はじめて幻聴が聞こえた日のはなしとか、利用者さんから支援者さんに変わっていくなかでの葛藤のこととか、病院のくすりのこととか、そんな話題もしたり。これまであまり人の輪に入ることのなかったRちゃんだけど、すっかりオープンマインドになっていることに気づく。
“だって、話すとラクになるからね〜”。


気がつけば下川町に暮らすFさんが座っている。そんな会話を聞きながら、「大事な場所になってるね」と一言だけ言って、帰っていく。

就労支援をしてるNさんから電話が来て、障害を持つ人の移動支援が十分に行き届いていないこと、これからマップを作りたいことなどを聞く。今日は「移動」についてよく話題に出る日だなあ。

みんな帰った後、市役所のHさんが通りかかったついでに寄ってくれる。寄付の仕組みなどを教えてくれたりする。Hさんはいつもどうすれば全体が良くなるのかを考えている人で、小屋のことも通りかかっただけなのに一生懸命考えてくれる。

今宵は理事会。準備していたつもりがやはりバタバタ。久しぶりに理事長も登場。報告の仕方を少し変える。小屋の日々を事細かに伝えてみたり、今後の話をしたり。

終わった後、ヨシカさん四戸さんと少しだけ座って話す。ヨシカさんがケイト場の様子を伝えてくれる。次々とやってくる人、それぞれに過ごす人。なんだか目に浮かぶようである。「外に売っているコップを一つだけ抱えてきた人がいてね」誰かの小さな想いを汲み取るヨシカさんの眼差しはいつも本当に優しい。

変わらない日々だけど、ほんの少しだけ自分がチューニングされているような気がする。旅先で見た景色やもらった言葉、一緒に過ごした友人たちの言葉を反芻させながら、なんか久しぶりに着地したような感覚がある。

そうか、もしかすると単純に最近私は「調子に乗っていた」のではないかと思ったりする。大阪で会った人がしきりに「自分は雑用係」だと話していたことを思い出す。自分をどこに置くのかはとても大切である。

ちょっとブログを書き続けて気付いたのは、「文章を書きたい」と「今日あったとを伝えたい」は必ずしもイコールではないこと。今日は後者に偏っている。読みにくい文章かもしれないけれど、お許しを。


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