小屋日記
昨日の居酒屋タロはなかなか濃かった。
ロンドンからハダスさんというアーティストとマイクさんというDJが遊びに来てくれて、英語が話せない我々は右往左往。そこにヨシカさんがやってきて、久しぶりのAもやってきて、いつもの人も集まって日本語と英語が入り混じる空間に。Mさんとアメリカから来た人たちも合流し、なんとも賑やか。
ハダスさんは、陶器で作られたナイフのような作品を作っていたり、火山の映像を撮って作品を作ったりしているそうだ。それにはどうやら「秘密」や「力」が関係していているらしい。私はちょっと緊張したり、ほっとしたりしながら「うんうん」と聞いていたけれど、ヨシカさんは、本当に数日前に一回あっただけなのかというくらい打ち解けているようだった。そんなやりとりがあったからだろう、ハダスさんが「この場所とこの時間がとっても好きになったから、もしよかったらワークショップりましょうか?」と提案してくれたのだ。
といっても、来週にはロンドンに帰ってしまうという2人。まちなかぶんか小屋の予定もびっしり埋まっているので、16日の月曜日に急遽開催してもらうことに。「じゃあ、明日の午前中にフライヤーを作るね」とヨシカさん。通訳はAがやることになった。
居酒屋タロ。前回に引き続き、今回も思わぬ展開が巻き起こっている。もしかして、小屋にとってかなり必要な催しなのではないか。
店主のタロは、今回はかなりのお惣菜を仕込んできてくれて(美味しかった!)、お酒も準備して、大変だったのだろう。私へのいら立ちとカオスな空間喜ぶ感情とでややアンビバレンツな雰囲気を醸し出していた。言い出しっぺとしては、次回開催する際には料理の一つや二つぐらい用意したい。
そんなこんなで22時過ぎに解散。あまり物音を立ててはいけないこともあるので、片付けは翌日にやろうと思い、その旨をスタッフラインに送って帰宅。
そして今朝出勤すると、いつものようにLINEを読んで無いのだろう有村さんがもうすでに綺麗さっぱり片付けてくれている。それなのに一言も文句を言わない有村さん。それどころから、積んである古着のジャケットを試着し、「これどうどうですかね?女性物かと思ったらサイズがぴったりだったのです」と嬉しそうにジャケットを着ている。本当に偉大な人である。きっとLINEを読んでいたとしても、片付けている。それが有村さんなのだ。
今日は予定していたイベントがなくなってしまったので、急遽フリマを開催する。この数日間でさらに増えた古着たち。さてどうしよう。やや戸惑いながらも、Aさんが持ってきてくれた袋を開けると、Aさんのお母さんの手作りのコートやスカート、ジャケットにパンツが入っている。なんてオシャレなのだろう。近所の方が置いていった袋を開けば、80年代のスウェットやスキーウェアの可愛いこと。うーん。やっぱり楽しいなあ。
しかし、どうやっても全ての古着の行き先を見つけてあげることができないのが悩みの種なのだ。ふらりとやってきたUくんに相談すると、行き先が見つからなかった場合の古着の行き先を教えてくれる。ぶんか小屋で売るのが難しかった服は、KEITO場で、美しい糸として再生されるのだけど(これまで何着分の服が糸に生まれ変わったのだろう)、どうしても糸になりにくい服もあるから、その服の行き先を一つ見つけてホッとした気持ちになる。
やはり「モノ」の循環は興味のあることの一つである。
大量生産の時代に、溢れかえった「モノ」と人間がどう向き合っていくのか。いらなくなったら「捨てる」以外の方法に興味がある。環境問題やリサイクルに興味があるというよりは、「交換」や「贈与」に興味があるのだと思う。
ハダスさんのワークショップも、説明の文章に「秘密を共有することは、親密で意味のある交換と捉えています。この交換を「与える」という形で捉えています」と書いてあって、なんだかどきどきしております。
コメント
コメントを投稿